ブロックチェーンコラム

SBI 北尾氏の「これから仮想通貨の大躍進が始まる!」の書評

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SBIホールディングス社はFintechという言葉が生まれる前からインターネットと金融を組み合わせた事業を複数展開している企業です。北尾社長は金融業界の重鎮として様々な経済界の方から信頼を得ている方だという印象です。

SBI社は、特に2017年から仮想通貨やブロックチェーンの領域へのビジネスを積極的に行っているように思いますが、リップル社のシリーズBラウンドで投資をしたのは2016年9月と早いです。

ブロックチェーンというものは非中央集権型でトラストレスに動くものこそが正しいと思っていたため、SBIや北尾社長の「XRPはグローバルスタンダートになる可能性がある」との発言から、なぜリップルをそんなに推すのか理解できないでいましたし、コインチェックへの批判についても正直妬んでいるだけだと思っていました。

XRPがグローバルスタンダードになるかは、わかりませんが、金融のプロである北尾社長から見たブロックチェーンや仮想通貨についての考え方は学んでおかなければならないと思い本書を読んでみることにしました。特にXRPは無価値ではと思っておりましたが、北尾社長の考えからは金融業界においての有用性が高いのだとわかりました。

「これから仮想通貨の大躍進が始まる!」 北尾 吉孝 (著)

 

まず、帯には「仮想通貨の市場は60倍以上に拡大する!」とあります。

下記は、メモです。

前書きには、“これから金融の世界では、仮想通貨とその基盤技術であるブロックチェーンによる革命的な変化が起きます。それに伴い、私達の日常も劇的に変わるでしょう”

2018年10月10日現在、仮想通貨の市場規模は24兆円ですが、10年後には2000兆円程度に膨らんでいると想定している。

国際送金は、国内の銀行から海外の銀行に送金する場合、「海外送金手数料」「関係銀行手数料」「円為為替取引手数料」という3種類の手数料がかかる。

XRPの最も大きな利点は、取引が完了するまでの時間が極めて短いこと。ビットコインは1秒間で16件、XRPは1秒間で1500件も処理できる。平均取引処理コストはビットコインは28.23ドル、XRP 0.0004ドルかかる。

リップル社のグローバル送金ネットワークは、日本が世界をリードしている。日本が世界と比べて先頭で引っ張っているのが「内外為替一元化コンソーシアム」。RCクラウドを利用したスマートフォン用の送金アプリ「Money Tap」による送金サービスをスタートしている。

金融機関に受け入れられやすいリップル社。送金サービスに関する限り、リップル社は世界ナンバーワンの企業となり、そのシステムはグローバル・スタンダードになっていくでしょう。

デジタル通貨構想は、多くの中央銀行で実証実験の段階に突入している。シンガポール金融管理局(MAS)のの「デジタルSGD」、中国人民銀行も国内の国有銀行と共同で「チャイナコイン」の実証実験を開始しています。これらの資金決済はブロックチェーンを用いて記録されています。

個人が使えるデジタル通貨を発行し、使ってもらうというのが「Fedコイン」。アメリカの中央銀行である米連邦準備制度(FED)が現金(ドル)と交換できるデジタル通貨を発行するもの。Fedコインの最大の特徴はドルとの等価交換を中央銀行が保証することで、価値が安定し、日々の決済通貨として使えるという点です。

※すでにステーブルコインが発行されていますが、中央銀行が発行するという点が特徴です。また現在は構想段階ですが、今後どうなっていくかに注目ですね。

中銀デジタル通貨が実用化に向かっていくのは事実でしょうが、同時並行的に仮想通貨の流通量も増えていくと私は予想しています。

「フィンテック2.0」の中核となるブロックチェーンは、インターネット上で世界規模の「価値の交換」を可能にします。
ブロックチェーンは新しい技術というだけでなく、既存の技術を保管したり、代替したりする可能性を持っている。

ブロックチェーンの3要素は、1)データの連結による改ざん防止、2)「ピアツーピア(P2P)」による通信、3)閲覧可能な台帳の共有と取引当事者の確認。要約すると、ネットワーク上で「価値の交換」を実現する分散型プラットフォームです。

インターネットは取引のコストを劇的に低下させ、「C2C」のマーケットを世界規模で創出した。ブロックチェーンは、価値の交換においても、第三者の存在を不要にし、仕組み自体が安全性を担保する。

2015年からナスダックで「ナスダック・リンク」というブロックチェーンを使った取引システムの開発を行っています。売買される未公開株のデータをビットコインの内部に書き込んで、一緒に移動させるという手法を用いている。

国際送金と並んで、証券決済はブロックチェーンが大きなインパクトを与える可能性が高い分野です。

ブロックチェーンの市場規模の推移。

 

色々と書いていきましたが、仮想通貨やブロックチェーンの未来に関心のある方は一度、読んでおいて良いと思います。→ 『これから仮想通貨の大躍進が始まる!』 北尾 吉孝 (著)

 

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