ICOコラム

gumi 国光氏によるブロックチェーンの現状と今後「TokenSky TOKYO 2018」

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ASOBI COIN(アソビコイン)のアソビモ株式会社が、2018年7月4日から7月5日に行っている、トークンエコノミーとブロックチェーン業界向けイベント「TokenSky TOKYO 2018」に参加してきました。

7月5日に登壇されたgumiの国光氏のお話が相変わらず面白かったです。
gumiは2018年5月30日、仮想通貨およびブロックチェーン技術に特化した3,000万ドル(約30億円)規模の投資ファンド「gumi Cryptos」を設立すると発表しています。

下記に国光氏がお話された内容をメモしておきます。一部、筆者により意訳・補足なども含まれているため、ご了承ください。


 

ブロックチェーンを活用したプロジェクトや何かのプロダクトを作る場合には、ブロックチェーンならではのものである必要があり、そういった所に投資をしたいと考えている。

ブロックチェーンならではのものとは何か?

トラストレス、自律的、ディセントライズに動いてるネットワークがブロックチェーンならではのもので、今まで地球上に存在しなかった。

・トラストレス=どこかの機関がやっていた。
日本円の場合は日本政府や日銀がやっている。楽天ポイントだったら楽天がやっている。
・自律的=マイナーがやっているのは、誰かに頼まれてやっているのではなく、自らの利益のために自主的、自律的にやっている。

・ディセントライズ(Decentralized):非中央集権的に動く。

エンターテインメントの会社にとってのブロックチェーンとは?

デジタルデータがコピーできずユニークになったから資産性を持った。
CryptoKittiesのようなNon-Fungible-Tokenの特徴はエンタメ業界にとって大きいこと。(※CryptoKittiesは、イーサリアムのトークン規格ERC721を使って代替不可能なデジタルアイテムを売買できる)

エンタメ業界は、これまでデータをパッケージして売ってた。インターネットの時代になってデータのコピーが自由にされてしまい売れなくなったので、サービス業に移った。
モバイルゲームも同じく、基本は無料でサービスを提供してお金をもらう。例えばNetflixのような映像系もコンテンツを売るのではなく、自分がみたい“コンテンツに出会える場”を提供するサービス。

データは複製自由だったためにデータが売れなかったからサービスを提供していた。ビットコインの面白い所は、単なるデジタルデータに価値が付いたこと。改ざんできない=コピーできないことにより、トレーダブルになったから資産性を持った。

モバイルゲームは、キャラクターやゲームを集めるものが多くある。キャラクターやカードには、一切の資産性はないが、今ユーザーはお金を払ってくれている。
もしキャラクターやカードがブロックチェーン上にあって資産性が持ったときにどうなるか?

セカンドライフのような土地も買う人がいた。それももし、資産性を持つようになったらどうなるのか?
セカンドライフの制作者であったフィリップ・ローズデール氏は、現在ソーシャルVRのHigh Fidelity Inc.を開発しており、そこにブロックチェーンをくっつけた。そういうのも1つの方向性。(※先日、Galaxy Digital LP,Blockchain Capitalなどのクリプトファンドなどから$35M(約35億円)大型の資金調達を行っています。)

MMOのゲームの中に全てブロックチェーン上で管理されていて、資産性を持ったらどうなるか?

MMMORPGのゲームをやっている時に、ゲームレベルの高いプレイヤーがいて、その人が引退する時は今まではひっそり引退していた。もし将来、アイテムが資産性を持った世界になると、引退の日にビデオで流し、「今日、俺は死んだ。でも俺が残した宝は世界中のどこかに置いてきた。それを見つけたやつが海賊王だ。」といったことをやると、運営側の意思とは関係なく、みんなが海賊王の宝を探しにいく。ある島で剣を発見した際に、ブロックチェーンを辿っていくと海賊王が持っていた剣だと分かるようになる。その剣がプライスレスなものになっていく。ゲームの中にブロックチェーン入れていくのは可能性がある。

ブロックチェーンのレイヤー

今はコンセンサスのレイヤーやプロトコルのレイヤーに人気や注目が集まっているが、このレイヤーは差別化が難しいので、最終的には強い所が数個残ってくる。エンドユーザー価値を出せる、実ユースケースを出せるのがゲームになるのではないか。

ゲームとエロがこれまでのテクノロジーを牽引して来た。パソコン、スマートフォン、VRも全て同じ流れできている。だから、ブロックチェーンのユースケースも同じような流れになると思われる。

スケーラビリティ問題

アマゾンのクラウドサービスであるAWSも、以前はゲーム会社が多く使っていたがサーバーが落ちまくっていた。しかし今はほとんど落ちなくなってきた。
クラウド業者がバージョンアップして解決してきたのと同じように、ビットコインもイーサリアムなどのスケーラビリティも解決に向かうと思う。これから1~2年で相当な進化が見られると思う。

クリプト領域のポジティブな所と今後の可能性

クリプトの世界でポジティブな要素は、1つはシリコンバーレーなどの世界のいけてる起業家や開発者などの人材がこっちの領域にきている。2つ目はアメリカのSECの規制の方向性が見え始めてきたことで、機関投資家が入ってくるようになった。
これまでは、仮想通貨のマーケットは個人の資金によって大きくなってきたが、ここからルールが決まってくると、機関投資家の資金が入ってくるようになりそう。

上記の図のようにバブルが終わった後にAmazonやGoogleなどの本物の企業が生まれた。今はバブルが終わった後なので、いよいよこれから本物のテクノロジーとユーザーに向かい合い、世の中の役に立つ、世の中を変えるツールやプロダクトが生まれてくるタイミングに来ている。

eスポーツ✕ブロックチェーンのプロダクトをβテスト開始

Financie(フィナンシェ)というサービスを開発し、現在βテストを行っている。(※日本国内では非対応のよう。)

◇講演に参加しての感想

筆者は、モバイルゲーム時代から国光氏の動向を追ってきたが、その行動力やスピード、オリジナリティ溢れる事業展開には驚くばかりです。
あらゆる最新のテクノロジーを認識し、強烈なビジョナリーで仲間を増やし手を打っている印象を受けます。
モバイルゲームでは熾烈な争いを勝ち上がり、その後もスマートフォンの動画では有力なスタートアップへの投資を行った目利きのセンス、VR・ARなどのXR領域ではファンドとインキュベーションなどグローバルでも負けない程のプロダクトを独自の手法で展開させています。
最後に、国光氏からのメッセージがありました。「ファンド1つ作ったが、これからさらにブロックチェーン領域の投資をアクティブにやっていくので、FacebookメッセージやLinkedInでメッセージを送って欲しい。」

 

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