ICOコラム

2018年1-3月のICOマーケット調査(ICO RATING)

投稿日:2018年5月21日 更新日:

ICO RATINGが2018年1Qの「ICO Market Research」を公開したので、サマリーを簡単にまとめてみます。

日本は先進していたように思えましたが、いつの間にか世界的に見て大きく送れを取っているので、早急に適切な規制による健全化に向かわせ、仮想通貨・ブロックチェーンの分野で国をあげてグローバルマネーを獲りにいくという気概が必要だと感じています。

2018年1Q(1-3月)のICOによる資金調達は、$3,331,005,381(約3,330億円)となり、前年同期比では約5%の増加となります。
※ICO RATINGの統計の中には、Telegram(TON)による17億ドル(約1,700億円)の資金調達は含まれていない。

また、412件実施されたICOプロジェクトのうち、10万ドル(1,000万円)以上の資金調達を行ったのは、約半分の204件のプロジェクトとなりました。

月別の資金調達額では、2018年1月と2月はほぼ同額で同件数でしたが、3月に特に調達額が減少しました。(調達額の減少は、仮想通貨のマーケットの時価総額の減少したことや、ICOの終了期間を延長したプロジェクトがあったことも要因)

調達額の大きかった上位20のプロジェクトが上記で、$50M(約50億円)以上の調達額順にはBankeraEnvion、Zeppin、Elastos、Newromation、Crypterium、SwissBorg、Celsius、Leadcoin、Odysseyでした。

調達額とICOのトークンセールの期間の長さは相関が見られており、期間が長いほど調達額が大きい結果に見えます。

ICOを実施したプロジェクトの開発ステージは、46%がアイデアのみでホワイトペーパーだけで資金調達を行っている状況。ここに関しては最低でもMVP・アルファ版・ベータ版を作る必要があると思います。

調達額として大きかった産業は、ファイナンシャルサービス、銀行&決済、ブロックチェーンインフラの順でした。

チームの拠点となっている国別では、調達額順に1位がアメリカで$583M、シンガポールが$468M、スイスが$268M、中国が$202M、イギリスが$158Mとなりました。
件数別でも、アメリカがトップで59件、シンガポールが34件、イギリスが26件となり、日本は0件です。先日、どこかのニュースでグローバルでの仮想通貨の所有量は日本人がトップというニュースも目にしましたが、日本人のクリプトマネーが海外のクリプトプロジェクトに消えているという何とも残念なニュースに思えます。

大州別の調達額では、ヨーロッパが46%でトップで、アジアが25%、北米が25%となりました。

上場後の時価総額では、Zilliqaがトップで$300M(300億円以上)となりICO投資から約3,457%の大幅リターン。その他に時価総額が大きい順には、NucleusVision、Credits、Matrix、Arcblock、Fusion、THETAとなります。

(引用:ICO Market Research Q1 2018 - ICORating)

 

特に国別の調達額からは、2017年中旬頃までは仮想通貨は世界的に見ても日本が先進していた方に見えていましたが、2017年の下旬からコインチェックの問題もあったことで、ICOプロジェクトを立ち上げて資金調達を行うことがほぼ不可能になってきており、ICOを予定していた多くのプロジェクトが金融庁の指摘を恐れて「今はやめておこう」という雰囲気になりつつあります。

アメリカのICOでは、現在SECが法規制を整備しており間もなく公表されると思われますが、SAFT(適格投資家)からの資金調達にするなど、健全化が進むものと思われます。

ぜひとも、イーサリアム、EOS、NEOなどの特にスマートコントラクトを有するプラットフォームではDAppsなどがこれから本格的に花開くタイミングになっているため、是非ともICOやブロックチェーン周りでの法規制の適格化を早急に実施頂きたい所です。

 

☆関連記事:【2018年3月】VC・CryptoファンドによるICOでの投資状況

 

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