ICOコラム

ICOで分類されるセキュリティトークンとユーティリティトークンの違い

投稿日:2018年4月4日 更新日:

セキュリティとユーティリティのトークンが生まれた背景

2018年3月に現在はアメリカの証券取引委員会(SEC)が仮想通貨の規制に関する公式声明を発表した。この発表した内容によると、証券に該当するトークンの取引サービスを提供する取引所は、SECへの登録が必要だという。よってSECへ登録が済んでいない取引所は、違法業者にあたる可能性があります。

セキュリティトークンとは?

Securities(セキュリティ)は、日本語にすると「証券」です。
一般的にICOを実施するとトークンを配布しますが、このトークンが証券としての価値があれば、セキュリティトークンとされます。証券としての価値というのは、トークンが現実世界の価値の裏付けとして利用される場合です。

セキュリティはコモディティであり適時開示をするなどして投資家保護を行う必要があり、監査報告が必要になる分類です。

現在はリップルはこのセキュリティトークンに該当する可能性が高いです。

ユーティリティトークンとは?

Utility(ユーティリティ)は、日本語にすると「有用性」です。
このユーティリティトークンというのは例えば、あるサービスにアクセスするためのトークンとして使える場合がこれに該当します。
さらに分かりやすい例としては、「分散型のクラウドストレージ」のプロジェクトがICOをしたとします。トークンを購入した場合、ユーザーとしてこのクラウドストレージにアクセスできる権利が付与されるケースなどです。

ユーティリティトークンの場合は、監査報告は必要ない分類です。

ユーティリティトークンの種類

ユーティリティトークンには、ユーティリティを作成するためのアプローチがいくつかあり、現在は3つの種類があるとされていますので、下記で説明していきます。

Usage tokens(ユーセージ トークン)

Usage tokensは、トークンの所有者がネットワークの機能やサービスにアクセスするためのものです。例としては、BTC(Bitcoin)やSTX(Stacks,Blockstack)です。

Work tokens(ワーク トークン)

Work tokensは、作業トークンとも言われており、トークンの所有者がシステムに「作業」を積極的に寄与できるようにすることです。例としては、REP(Reputation,Augur)やMKR(Maker,MakerDAO)です。

Hybrid tokens(ハイブリッド トークン)

Hybrid tokensは、Usage tokensとWork tokensの2つの機能を持っているものです。例としては、ETH(Ether,Ethereum)、DASH(dash)です。

 

今、SECが気にしているのは、最初はユーティリティトークンだった場合でも、時間が経過することでそのトークンが進化してセキュリティに向かう可能性や、セキュリティからも離れて詐欺に利用されるケースがある点を懸念しています。

 

現在では、ユーティリティトークンの場合であったとしても、セキュリティトークンの要素もある場合はSECへの登録が必要です。

また、現在では適格投資家がブロックチェーンのプロジェクトに投資を行う場合は、いきなりICOで投資を行うケースもありますが、まずは優先株で投資を行いユーティリティ化をしてからトークンで戻してもらうケースも存在しています。

2018年中旬から年末までには、アメリカのSECが新たな規制をまとめて出すと思われますので、それを待ちましょう。
アメリカの規制を見た後に、日本も規制をまとめると思います。

※2018年6月15日:追記

アメリカのSECが正式にビットコインとイーサリアムは、セキュリティ(有価証券)には該当しないと発表しました。それ以外の仮想通貨・トークンは全てセキュリティかという点については、言及されていないため引き続き動向を追っていく必要があります。

引用:SEC announces cryptocurrency ether is not a security | YAHOO! FINANCE

 

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